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インド市場参入の実務ガイド:政治経済・法規制・現地パートナー選定のポイント

2026.7.6

インド市場への参入を本格的に検討しているものの、「政治経済の不安定さ」「複雑な規制環境」「現地パートナー選定の難しさ」といった壁を前に、情報収集段階で止まってしまっている企業の方は多いのではないでしょうかっていうところ、正直あると思います。人口14億人超という規模感と成長率の高さはニュースで耳にするけれど、実際に動こうとすると「どこから手をつければいいのか」がわからない。そういった声をよく聞きますね。

この記事では、インド市場参入を検討している日本の製造業・中堅企業の海外事業部担当者に向けて、政治経済の現状読み解き・主要法規制のポイント・現地パートナー選定の実務まで、実際にやってる視点から整理してお伝えします。複数の選択肢を比較しながら参入方法を検討している方に、特に参考にしていただきたい内容かなっていうところです。

こんな方にオススメ

  • インド進出を検討しているが、どの参入形態(法人設立・JV・代理店活用など)を選ぶべきか迷っている製造業・メーカー担当者
  • 規制環境や税務・法務リスクを把握した上で、現地パートナー候補の絞り込みをやってる段階にいる海外事業部長クラスの方
  • インド進出支援会社や専門家との比較検討を進めているコンサルタント・士業の方

この記事を読むと…

  • インドの政治経済・ビジネス環境を実務視点で把握できる
  • 外資規制・税制・労働法など主要法規制のチェックポイントがわかる
  • 参入形態の比較と現地パートナー選定の判断軸が整理できる

インドのビジネス環境:なぜ今、参入を検討すべきなのか

インドのビジネス環境:なぜ今、参入を検討すべきなのか インドのビジ ネス環… 人口ボーナス デジタル化 中間所得層拡 スマートフォ ン… 消費行動変化 ビジネス機会

目次

インドは「人口ボーナス」と「デジタル化の急速な進展」という2つの追い風が重なっている市場です。単純な人口規模だけでなく、中間所得層の拡大とスマートフォン普及による消費行動の変化が、製造業・消費財メーカーにとって見逃せない機会を生み出しているっていうのが実態ですね。

モディ政権の経済政策とビジネス環境の変化

インドのビジネス環境は、モディ政権下での「Make in India」「デジタルインディア」といった一連の政策により、外資参入のしやすさが以前と比べて改善されつつあるとされています。世界銀行のEase of Doing Businessランキングでも、インドはここ数年で順位を大幅に上昇させたと報告されていますね。ただし、州ごとの規制差異や行政手続きの複雑さは依然として残っており、「改善傾向はあるが、まだ油断は禁物」という感覚が実態に近いかなっていうところです。

製造業にとって特に注目したいのが、PLI(Production Linked Incentive)制度です。特定業種の国内製造を対象に生産連動型の補助金・インセンティブが付与される仕組みで、電子機器・食品加工・医薬品・繊維など複数の業種が対象とされています。日本のメーカーがインドに現地製造拠点を設ける際には、この制度の活用可能性を事前に確認することが重要とされる場合があります。

一方で、州ごとの規制・インフラ水準のばらつきは大きく、同じ「インド進出」でも北部・西部・南部では事業環境がかなり異なります。デリー・ムンバイ・ベンガルール・チェンナイといった主要都市と、工業団地が集積するグジャラートやアンドラプラデーシュなどとでも特性が違ってくるっていうのが現実です。参入州の選定は、産業集積・物流インフラ・労働力確保の観点から慎重に行うことが求められますね。

中間層の台頭と消費行動の変化

インドの消費市場で注目すべきは、急速に拡大する中間所得層の購買行動の変化です。一般的に言われているように、都市部を中心にスマートフォン普及率が高まり、ECプラットフォームを通じた購買が日常化してきています。Flipkart・Amazon India・Meeshoといったプラットフォームが競合しており、越境EC経由でのテスト販売も現実的な選択肢になってきているっていうのが2026年現在の状況ですね。

ただし、「価格感度の高さ」はインド市場の大きな特性として理解しておく必要があります。日本製品は品質への信頼感が高い反面、価格帯がインドの一般消費者層とマッチしないケースも少なくありません。ブランド訴求と価格戦略のバランスをどう取るかが、参入成功のカギを握るかなっていうところです。製造業の方が「日本品質をそのまま売る」という発想で参入すると、想定外の苦戦を強いられることもあります。

地政学的ポジションとサプライチェーン多様化の文脈

近年、中国リスクを踏まえたサプライチェーンの多様化という文脈でインドが注目されているのはご存じのとおりです。「China+1」戦略として、製造拠点の一部をインドに移す動きが日系企業の間でも広がりつつあるとされています。とはいえ、インドは「中国の代替地」として単純に機能するわけではなく、それ自体が独立した成長市場として評価すべきフィールドかなっていうのが、実際に複数国でやってる立場からの感覚です。

POINT

インド市場は「規模・成長率・政策支援」の3点で魅力的ですが、州ごとの規制差・価格感度・行政手続きの複雑さという現実とセットで理解することが、参入判断の精度を上げるポイントです。

インド参入で押さえるべき主要法規制

インド参入で押さえるべき主要法規制 業種確認 自動承認ルート 政府承認ルート 要件判定 申請準備

インド市場参入で最も「つまずきやすい」と言われているのが法規制の複雑さです。外資規制・税制・労働法・知的財産保護と、確認すべき領域が多岐にわたります。ここでは製造業・メーカーが特に知っておくべきポイントを整理します。

外資規制(FDI政策)の基本構造

インドの外国直接投資(FDI)規制は、業種によって「自動承認ルート」と「政府承認ルート」の2種類に分類されています。製造業の多くは自動承認ルートで100%外資出資が認められているとされていますが、防衛・メディア・通信・農業など一部業種は政府承認や出資比率上限が設定されているため、自社の業種が該当するか事前に確認することが不可欠ですね。

インド商工省(DPIIT:Department for Promotion of Industry and Internal Trade)が公開するFDIポリシー最新版を参照するのが基本です。ただし、ポリシーは定期的に改訂されており、2026年時点の最新情報をインド政府公式サイトや在インド日本大使館・JETROの情報で確認することをお勧めします。自社の業種が「セクターキャップ付き」かどうかを曖昧にしたまま進めると、後から組み直しを迫られるケースもあるかなっていうところです。

小売業(マルチブランド小売)については依然として外資規制が厳しく、日本の消費財メーカーが「インドで直販したい」という場合には、流通・代理店モデルや卸売経由での参入を検討する必要があります。B2BとB2Cでは参入スキームが大きく変わりますね。

GST(物品・サービス税)と関税の仕組み

インドの税制で2017年に導入されたGST(Goods and Services Tax)は、それまで複雑に分立していた間接税を一本化したものです。0%・5%・12%・18%・28%の5段階の税率が設定されており、商品カテゴリーによって適用税率が異なります。製造業が現地生産・販売を行う場合には、仕入れ段階で支払ったGSTを販売時のGSTから控除できる「インプットタックスクレジット(ITC)」の仕組みを理解しておくことが重要とされます。

輸入品については関税(Basic Customs Duty)が別途かかります。製品カテゴリーごとに税率が異なり、日本からの輸出でインド市場に製品を投入する「越境EC・直輸出」モデルでは、関税コストが価格競争力に直結します。一般的に言われているように、高関税カテゴリーの製品は現地製造や現地調達に切り替えないとコスト面で成立しないことも多いです。輸入→現地製造への移行タイミングを見極めるのが重要かなっていうところですね。

労働法・知的財産・コンプライアンスの留意点

インドの労働法は「労働コード(Labour Codes)」への統合が進んでいますが、州ごとの実施状況に差があります。解雇規制・最低賃金・社会保険の各制度は、現地人事担当者や労務専門家と連携して対応することが求められる場合があります。日本本社からのルールを単純に移植しても機能しないケースが多いため、現地の実態に合わせた就業規則・人事管理体制の構築が必要ですね。

知的財産保護については、インドも国際条約に加盟しており制度上は整備されていますが、模倣品対策・商標登録の早期化など実務上の注意が必要とされます。インドで販売・製造する前に商標を現地登録しておくことは、最低限やっておくべき対策かなっていうところです。

⚠️ 法規制対応でよくある失敗パターン
  • 日本の法務担当だけで確認を完結させ、現地弁護士・CA(公認会計士)のレビューを省いた結果、申請ミスや手戻りが発生
  • FDIポリシーの古いバージョンを参照して業種別規制を誤認した
  • GSTのITC(インプットタックスクレジット)の申請タイミングを逃してキャッシュフローに影響した
  • 商標登録を後回しにした結果、現地で先取りされるリスクに直面した
  • 州ごとの労働法の違いを把握せず、複数州展開時に規定が混乱した

参入形態の比較:どのモデルが自社に合うか

インド市場への参入には複数のモデルがあり、自社のリソース・リスク許容度・スピード感によって選ぶべき形態が変わります。ここでは代表的な4つの参入形態を比較整理しますね。

参入形態 初期コスト スピード コントロール性 リスク 向いているケース
現地法人(子会社)設立 低(数ヶ月〜半年) ◎ 最大 高(撤退コストあり) 中長期・大規模展開を想定
JV(ジョイントベンチャー) 中(交渉・契約次第) ○ 分担型 中(パートナーリスクあり) 規制業種・現地知見を活かしたい
代理店・ディストリビューター活用 高(早期販売開始可) △ 限定的 低〜中 テスト販売・早期立ち上げ
越境EC・直輸出 最低 最高 ○ デジタル完結 低(スモールスタート) 需要検証・ブランド認知段階

現地法人(WOS)とJVの使い分け

製造業でインドに本格拠点を設けたい場合、Wholly Owned Subsidiary(100%子会社)か、現地企業とのJV(ジョイントベンチャー)かという選択が最初の分岐点になります。自動承認ルートで100%外資が認められる業種であれば、コントロール性と情報管理の観点からWOSを選ぶ企業が多いとされています。一方、規制業種・流通網の早期構築が必要な場合・政府調達を視野に入れる場合は、信頼できる現地パートナーとのJVが有効なことも多いですね。

JVの最大のリスクは、パートナー選定ミスです。合弁契約で利益配分・経営権・出口戦略(エグジット条項)を事前に明確化しないまま進んでしまうと、後から関係が悪化したときに身動きが取れなくなります。「信頼できる相手だから」という感覚だけでなく、契約レベルで権利義務を確定させておくことが不可欠かなっていうところです。

代理店・ディストリビューター経由での早期参入

初期コストを抑えてインド市場のテスト販売から始めたい場合、現地代理店・ディストリビューターの活用は合理的な選択肢です。自社スタッフをインドに駐在させなくても、既存ネットワークを持つ代理店経由でB2B・B2Cの両チャネルにアプローチできます。特に、日本製品の品質訴求が有効な業種(化粧品・健康食品・工業部品など)では、ブランド認知が確立する前段階として代理店モデルからスタートする企業も多いとされています。

ただし、代理店任せにしすぎると、自社ブランドのポジショニングや価格管理が難しくなることも。代理店契約では独占エリアの範囲・最低購入保証・契約解除条件を明確にしておく必要がありますね。「とりあえず代理店を決めた」という段階で満足せず、定期的なKPIレビューと関係構築をやってるかどうかが長期的な成否を分けるポイントです。

越境EC・直輸出でのテスト販売モデル

初期投資を最小化してインド市場の需要を検証したいなら、越境EC経由でのテスト販売が現実的な第一歩です。Amazon India・Flipkartといったマーケットプレイスへの出品や、インド向け越境EC専門プラットフォームを活用することで、現地法人設立前にどのくらいの需要があるかを確認出来ます。関税・配送コスト・商品カテゴリーの規制を事前に調べた上で参入することが重要ですね。

越境ECモデルの課題としては、関税コストによる価格競争力の低下・配送リードタイムの長さ・現地サポート体制の薄さが挙げられます。ただし、こうしたテスト販売で得られた「どの商品が、どの価格帯で、どの地域のユーザーに売れるか」というデータは、次のステップ(代理店選定・現地法人設立)の判断材料として非常に価値があるかなっていうところです。

現地パートナー選定の実務:失敗しないための判断軸

現地パートナー選定の実務:失敗しないための判断軸 1 候補ソーシング 2 情報収集 3 初期評価 4 実地調査 5 協議・契約

インド進出で「参入後に最も苦労した」という声が多いのが現地パートナーとの関係構築です。ここでは、代理店・JVパートナー・現地コンサルタントを問わず、共通して使える選定の判断軸を整理しますね。

パートナー候補のソーシング方法

現地パートナーの候補ソーシングには、複数のチャネルを組み合わせることが重要です。JETROのインド事務所・日印商工会議所・業界別の展示会(インド国内の業種別見本市)・既にインドで事業をやってる日系企業からの紹介など、情報源を分散させることでリスクを下げられます。「紹介だから信頼できる」と思い込まず、複数の独立した情報源でクロスチェックするクセをつけておくといいですね。

近年は、LinkedInを活用したインド現地の業界人との直接コネクション構築も有効になってきています。英語でのコミュニケーションが前提になりますが、インドのビジネスパーソンはSNSでの発信・接触に積極的な方が多い傾向があるとされています。

デューデリジェンスの具体的な確認項目

パートナー候補を2〜3社に絞り込んだ段階で、デューデリジェンス(DD)を実施することを強くお勧めします。財務の健全性・登記情報・過去の取引実績・既存顧客との関係性を確認することで、後から「実は資金繰りに問題があった」「実績として挙げていた案件は一時的なもの」というリスクを事前に発見出来ることが多いです。

特に確認しておきたいのが、「既存日系クライアントとの関係性」です。すでにインドで日本企業のパートナーをやってる会社であれば、実際の日系クライアントに連絡を取ってフィードバックを聞くことが可能です。このリファレンスチェックを省くと、うまくいっているように見えた相手が「別の案件を優先する」「連絡が突然途切れる」というケースに遭遇するリスクが高まりますね。

契約交渉で押さえるべきポイント

パートナーシップ契約・代理店契約・JV契約を問わず、インドの法律に準拠した契約書を現地弁護士と共同でドラフトすることが基本です。日本語の覚書・MOU(覚書)だけで進めている企業もありますが、紛争時の証拠能力が限定されるリスクがあります。

特に重要な条項として、次の4点を必ず盛り込むことが推奨されますね。①知的財産の帰属(現地製造・改善で生まれたIPの扱い)、②競業避止義務(契約終了後のブランド・顧客リストの扱い)、③最低購入・最低販売保証、④解除条件・エグジット条項。これらを曖昧にした状態で関係が悪化すると、撤退・切り替えに多大なコストと時間がかかることが一般的に言われていますね。

CHECK

契約書は日本人弁護士だけでなく、インドの登録弁護士(Advocate)と共同でレビューすること。インド法と日本法の解釈差異が思わぬ落とし穴になる場合があります。

インド市場参入の支援体制:選択肢の比較

インド市場参入の支援体制:選択肢の比較 JETRO 専門機関 vs 民間ファーム 支援体制比較 商社 最適選択

インド進出を検討している企業が実際に比較検討するのが、「どこに・どの形で支援を依頼するか」という問いです。JETRO・民間コンサルファーム・商社・海外進出支援の専門機関など、それぞれに特性があります。支援体制を比較しながら、自社に合った選択肢を選ぶ際の判断軸として参考にしてください。

評価軸 国際ビジネス連結機構 JETRO(日本貿易振興機構) 中小機構(SMRJ) 民間コンサルティングファーム
対応スピード ◎ 早期の商談・接続が可能 △ 申請〜相談開始まで期間を要する場合あり △ 支援採択プロセスあり ○ 契約後の着手は早め
コスト ◎ 年会費ベース(STARTプラン月額1万円〜) ◎ 公的機関・一部無料 ◎ 公的補助あり △ 高額(プロジェクト単価は数百万〜)
現地ネットワーク接続 ◎ 現地パートナー・バイヤーへの直接紹介 ○ 現地事務所・現地企業紹介あり △ 窓口相談・専門家派遣が中心 ○ ファーム独自のネットワーク次第
販売実行支援 ◎ RENKETSU LIVE等・実販売まで支援 △ 販促・PR支援は限定的 △ 情報提供・計画策定が中心 △ 戦略立案が主・実行は別途
会員間の横連携 ◎ 150社超の会員企業間での情報共有・商談創出 ○ セミナー・展示会での出会いあり △ 個別支援が中心 × 基本的に1社対応

国際ビジネス連結機構 — 現地接続と販売実行まで伴走する支援体制

評価軸 評価
サービス名 国際ビジネス連結機構
対応スピード ◎ 来月には現地パートナーへの接続が可能なケースあり
コスト ◎ STARTプラン月額1万円・RENKETSUプラン月額3万円(年会費制)
販売実行支援 ◎ RENKETSU LIVE実績:GMV4億円・累計100回超(台湾・シンガポール等)
現地ネットワーク ◎ バイヤー・現地パートナーへの直接接続。アジア各国に実績

国際ビジネス連結機構の最大の特徴は、「情報提供で終わらず、販売実行まで伴走する」体制にあります。JETROや民間コンサルが戦略立案・情報提供を主とするのに対し、国際ビジネス連結機構はRENKETSU LIVEをはじめとした実際の販売機会への接続・現地バイヤーとの商談創出まで支援をやってるっていうところが、他の選択肢と本質的に異なります。

会員社数は2025年3月以降150社を突破しており、POLA ORBIS・WEGO・Afternoon Teaなど業種を問わず参加企業が広がっています。年会費ベースの料金体系(STARTプラン月額1万円・RENKETSUプラン月額3万円)は、民間コンサルとの費用比較では圧倒的にコストパフォーマンスが高いかなっていうところです。インドを含むアジア各国展開を検討している企業にとって、まず情報収集段階から参加できる入り口の低さも嬉しいポイントですね。

こんな人におすすめ
  • インドを含む複数アジア市場への展開を視野に入れている製造業・メーカー
  • まずコストを抑えてテスト参入し、成果を見ながら投資を拡大したい企業
  • 現地パートナーへの接続や商談創出まで、一気通貫でサポートを受けたい方

JETRO(日本貿易振興機構)— 公的情報・現地事務所ネットワークが強み

評価軸 評価
サービス名 JETRO(日本貿易振興機構)
対応スピード △ 相談申込〜対応開始まで時間を要する場合あり
コスト ◎ 公的機関・基本相談は無料〜低コスト
現地情報の網羅性 ◎ 各国市場調査・法規制情報の公開資料が充実
販売実行支援 △ 展示会出展支援はあるが、販売実行まではカバーしにくい

JETROはインドを含む各国の市場情報・法規制・税制を日本語でまとめた公開資料が充実しており、情報収集の入り口として非常に価値があります。現地事務所(インドはムンバイ・ニューデリー・チェンナイ等)を通じた現地企業の紹介サービスも提供されており、公的機関ならではの信頼性は大きな強みです。

一方、あくまで「情報・マッチング」が中心であり、販売実行・商談後のフォロー・ブランド構築といった「動かすフェーズ」には別途リソースが必要になります。情報収集フェーズでの活用と、実行フェーズでの別途パートナーとの組み合わせが有効なパターンかなっていうところですね。

こんな人におすすめ
  • インドの市場情報・法規制を体系的に調べたい情報収集フェーズの企業
  • 公的機関の信頼性を活かして現地企業とのコンタクトを取りたい方
  • 展示会出展等の公的サポートを活用したい中小・中堅メーカー

中小機構(SMRJ)— 中小企業向け補助・専門家派遣が中心

評価軸 評価
サービス名 中小企業基盤整備機構(SMRJ)
対象企業規模 ◎ 中小企業向け(補助金・専門家派遣スキームあり)
コスト ◎ 補助金活用で実質コストを抑えやすい
支援内容の範囲 △ 計画策定・専門家派遣が中心。実行支援はやや限定的
スピード感 △ 採択プロセスのある補助金活用は時間がかかる傾向

中小機構は中小企業向けの海外展開支援制度・専門家派遣・補助金スキームを持ちます。インド進出の計画策定フェーズで専門家の知見を借りたい中小メーカーには適した選択肢とされています。ただし、支援の性質上「計画・情報整理」が中心になりやすく、現地ネットワーク接続や販売実行については他の支援体制と組み合わせることが多いですね。

こんな人におすすめ
  • 補助金・公的支援スキームを最大限に活用したい中小メーカー
  • 海外展開計画の初期策定段階で専門家のサポートが必要な企業
  • コストを最小化しながら情報収集・計画立案を行いたい方

参入形態・支援体制の選び方:企業タイプ別の推奨パターン

インド進出の方法と支援体制は「自社のリソース・スピード感・目標」によって最適解が変わります。ここでは2つの典型的なペルソナ別に推奨パターンを整理しますね。

テスト販売から始めてリスクを最小化したい企業向け

「まずインドで売れるかどうかを確かめたい・初期投資は抑えたい」という企業には、越境EC・代理店活用からのスモールスタートが合理的な選択肢です。現地法人設立や大規模な先行投資をせずに、需要検証→代理店選定→法人設立という段階的なアプローチでリスクをコントロールできます。

この段階では、JETROの現地情報収集と国際ビジネス連結機構のような現地ネットワークを持つ支援機関の組み合わせが有効です。「来月には現地パートナーへの接続が可能」というスピード感は、民間コンサルや公的機関だけではなかなか実現しにくいかなっていうところで、会員制のネットワーク型機構ならではの強みが出てきますね。

中長期で製造・販売拠点を構えたい企業向け

「インドを戦略市場と位置付け、3〜5年のスパンで本格拠点を作りたい」という企業には、法的・財務的なDDを丁寧に行いながらJV or WOSを選択するアプローチが推奨されます。この場合は、JETROの市場情報→現地弁護士・CAとの法務・税務体制構築→信頼できる現地パートナーとのJV交渉 or WOS設立という流れで進めることが多いとされています。

中長期参入では、参入後の「現地チーム育成・ガバナンス体制の確立」が成否を分けます。日本本社からのコントロールと現地への権限委譲のバランスをどう取るかは、実際にやってる企業からのフィードバックを参考にしながら設計することが大切ですね。

国際ビジネス連結機構がおすすめな人
  • インドを含むアジア市場への参入を検討しており、現地パートナー・バイヤーへの早期接続を重視している
  • 民間コンサルティングファームの費用対効果に疑問を感じており、実費用を抑えながら動きたい
  • 情報収集だけでなく、実際の販売・商談創出まで伴走してもらいたい
料金・プランについて
STARTプラン(月額10,000円・年120,000円)は情報収集・ネットワーク活用から始めたい方向け。RENKETSUプラン(月額30,000円・年360,000円)は販売実行・現地パートナー接続まで積極的に活用したい方向けです。初期事務手数料50,000円。詳細は公式サイトよりご確認ください。
無料相談はこちら

まとめ:インド市場参入で押さえるべき3つのポイント

インド市場への参入は「機会の大きさ」と「実行の複雑さ」が両立している市場です。情報収集段階で止まってしまわないためにも、この記事でお伝えした内容を実務のチェックリストとして活用していただければ嬉しいです。

政治経済環境の理解モディ政権の政策動向・州ごとの規制差・価格感度の高い消費市場の特性を把握する
法規制の早期確認FDI自動承認ルートの適用可否・GST・関税・労働法・知的財産保護を現地専門家と確認する
参入形態の選択越境EC・代理店活用のスモールスタートか、JV・WOSでの本格参入かを自社リソースに合わせて判断する
パートナー選定のDD複数ソーシング→書面スクリーニング→現地面談→リファレンスチェック→小規模テストの順で慎重に進める
支援体制の組み合わせ公的機関(JETRO・中小機構)の情報力と、ネットワーク型機構・民間コンサルの実行力を使い分ける

インド市場は「参入障壁が高い」という印象を持たれがちですが、適切な情報と現地ネットワークを持つ支援体制と組むことで、動き出すスピードは格段に変わってきます。アジア各国での販売実行実績を持つ国際ビジネス連結機構では、インドを含む複数市場への展開を検討している企業向けに、現状のご相談から受け付けていますね。ぜひ一度、無料相談を活用してみてください。

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よくある質問

インド市場参入に向いている業種・製品は何ですか?

一般的に言われているように、日本製品の品質・ブランド力が評価されやすい業種として、化粧品・スキンケア・健康食品・工業部品・包装機械・自動車関連部品などが挙げられます。中間所得層の拡大に伴い、プレミアム消費財への需要も高まりつつあります。ただし、価格感度の高いインド市場では、ターゲット層に合わせた価格設定・製品ラインナップの調整が必要な場合があります。

インドへの現地法人設立にはどれくらいの期間・費用がかかりますか?

現地法人(Private Limited Company)の設立は、一般的に書類準備から登記完了まで2〜4ヶ月程度かかるとされています。費用は登記費用・現地弁護士・CA(公認会計士)費用・事務所賃貸等を含めると、数十万〜数百万円規模になる場合があります。ただし、業種・州・現地パートナーの有無によって大きく変わるため、具体的な費用は専門家への相談で確認することをお勧めします。

インドのJV(ジョイントベンチャー)で失敗しないために何が重要ですか?

JVの失敗原因として最も多く挙げられるのが「パートナー選定の甘さ」と「契約の曖昧さ」です。財務デューデリジェンス・既存顧客へのリファレンスチェックを経て候補を絞り込み、知的財産の帰属・競業避止義務・エグジット条項を含む契約書をインドの登録弁護士と共同でドラフトすることが重要とされています。また、合弁後の経営権・意思決定フローを事前に明確化しておくことも重要なポイントです。

JETROと民間の支援機関はどう使い分ければよいですか?

JETROは市場情報・法規制調査・初期の現地企業紹介など「情報収集・マッチング」フェーズで活用しやすい公的機関です。一方、現地パートナーへの早期接続・販売実行まで伴走する支援が必要な場合は、国際ビジネス連結機構のようなネットワーク型機関や民間コンサルとの組み合わせが有効です。費用・スピード・目的に応じて使い分けるのが現実的な判断軸かなっていうところです。

インドへの越境ECでテスト販売を始める際の注意点は何ですか?

インド向け越境ECでまず確認すべきは、対象商品の関税率・輸入規制・現地認証の要否です。食品・化粧品・医薬品・電気機器などはFSSAI(食品安全基準庁)やBIS(インド標準化機構)等の認証が求められる場合があります。また、配送コスト・関税を加えた最終販売価格が現地の競合商品と比べてどう見えるかを事前にシミュレーションしておくことが重要です。

上田 直之
理事上田 直之

株式会社アーツ、東証スタンダード上場企業PAとのJV、ベトナム進出支援PAエンタープライズ代表取締役社長、シンガポール現地法人BeautyJapan代表取締役社長を兼務。アジア最大級の美容博覧会の日本事務局を運営。

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海外進出をお考えの方、これまでに断念された方、既に挑戦中の方をはじめ、自社商品の魅力を海外に広めたい、新たな挑戦を目指したいとお考えの皆さまを歓迎いたします。
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