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AEC(ASEAN経済共同体)とは?日本企業が知るべき影響と活用法

2026.7.6

ASEAN市場に目を向けたいけれど、「AECって結局なんなの?」という疑問で止まっている方、めっちゃ多いですよね。関税が下がる、規制が統一される、とは聞くものの、じゃあ具体的に自分たちのビジネスにどう影響するのか、どう活用すればいいのかっていうところまで整理できていないケースがほとんどかなっていうところです。

AEC(ASEAN経済共同体)は2015年に正式発足した、東南アジア10カ国による経済統合の枠組みですね。域内の関税撤廃が進み、投資規制の緩和や人の移動の自由化も段階的にやってる状況です。

日本企業にとっては「一国ずつ個別に対応する時代」から「地域全体を一つの市場として設計できる時代」への転換点かなっていう、非常に面白いタイミングにいるわけです。この記事では、AECの基礎知識から日本企業への実際の影響、さらに具体的な活用戦略まで、現場目線でしっかり整理していきます。

こんな方にオススメ

  • ASEAN進出を検討しているが、AECの仕組みがよくわからない製造業・メーカー担当者
  • 複数のASEAN国に展開する際のコスト構造や規制対応を知りたい海外事業部の方
  • 顧客の海外進出をサポートするコンサルタント・士業で、ASEAN市場の最新情報を整理したい方

この記事を読むと···

  • AECの基本的な仕組みと、2026年時点での実際の進捗状況が理解できます
  • 関税撤廃・投資規制緩和が日本企業のビジネスにどう影響するかが具体的にわかります
  • AECを活用したASEAN進出・販売戦略の設計イメージが掴めます

AEC(ASEAN経済共同体)とは?基礎知識をおさえる

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AECっていう言葉、ニュースではよく出てくるんですけど、実態をちゃんと理解してる人ってそんなに多くないですよね。まずここでは「そもそも何なのか」「どんな国が関わってるのか」「何を目指してやってるのか」というところを整理していきます。

AECの成立背景と発足の経緯

AECはASEAN(東南アジア諸国連合)の経済統合を目指して2015年12月31日に正式に発足した枠組みですね。加盟国はブルネイ・カンボジア・インドネシア・ラオス・マレーシア・ミャンマー・フィリピン・シンガポール・タイ・ベトナムの10カ国。合わせると総人口が6億人を超えるっていう、非常に大きな市場です。

もともとASEANは1967年に設立されたんですが、長らく安全保障や政治的連携が中心でした。それが2000年代以降、中国のWTO加盟や世界的なサプライチェーン再編の波を受けて、「バラバラに対応してたら競争力を失う」っていう危機感が加盟国間で高まってきたわけです。EUを参考にしながら、もっと緩やかな形での経済統合を目指してやってる、それがAECの出発点かなっていうところです。

現在は「AECブループリント2025」に基づいて取り組みが進んでいます。2015〜2025年の10年間で何を達成するかを具体的に定めた計画書で、関税撤廃の進捗、投資ルールの整備、デジタル経済の統合といった項目が細かく設定されています。2026年時点では、この2026年版の評価と次のフェーズに向けた議論が本格化してるっていう状況ですね。

AECの構成要素:4つの柱

AECは大きく4つの柱で構成されています。ひとつずつ確認してみましょう。

まず「単一市場・生産基地の形成」。これが一番わかりやすいやつですね。

域内の関税をゼロにして、ヒト・モノ・カネ・サービスが自由に動けるようにしましょうっていう取り組みです。製造業で言うと、ある国で部品を作って別の国で組み立てるっていうサプライチェーンが、関税コストなしで組めるようになるっていうこと。

これはめっちゃ大きいですよね。

次が「競争力のある経済地域」の構築。競争政策・消費者保護・知的財産保護の枠組みを域内で共通化していこうっていう動きです。

模倣品問題に悩んでいた日本企業にとっては、この部分が整備されてきたのは確認出来てよかったっていう部分かなと思います。ただし、実際の運用は国によってかなりバラツキがあるっていうのが現実です。

3つ目が「公平な経済発展」。シンガポールやマレーシアといった先進国と、カンボジア・ラオス・ミャンマーといった後発開発途上国(CLMV)の格差を縮小するための仕組みです。日本のODA(政府開発援助)とも連動していて、インフラ整備や人材育成支援が進んでいます。

最後が「グローバル経済への統合」です。ASEAN域内の話だけじゃなく、日本・中国・韓国・豪州・ニュージーランドと締結したRCEP(地域的な包括的経済連携協定)との連携も含まれます。AECを一つの経済ブロックとして、世界市場との接続性を高めていこうっていう方向性ですね。

ASEANの経済規模と市場ポテンシャル

数字で見てみましょう。ASEANの合計GDPは、ASEAN事務局の資料等によると3兆ドルを超える規模になっています(参考:ASEAN公式サイト)。

これ、世界5位前後の経済規模に相当します。人口が6億人超えで、中間層の拡大が続いているエリアっていうのがポイントですね。

特に注目したいのが、ASEANの平均年齢が30歳前後と非常に若いっていうこと。日本の平均年齢が49歳前後というのと比べると、消費の「これから感」が全然違います。

スマートフォン普及率も急速に上がっていて、EC(電子商取引)の成長率もアジア太平洋地域の中でも高い水準が続いています。日本のメーカーが「国内市場が縮んでいく」という課題を抱えているなかで、ASEANは真剣に向き合うべき市場かなっていうところです。

AECが日本企業のビジネスに与える影響

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「AECで関税が下がる」ということは知っていても、自分たちのビジネスにどう影響するのかっていうところまで落とし込めてない方が多いですよね。ここでは製造業・メーカー目線で、具体的にどんな変化が起きているかを整理していきます。

コスト構造の変化:関税撤廃の実際

AECの最大のインパクトは関税ですね。ASEAN加盟国間での関税撤廃は「CEPT(共通効果特恵関税)スキーム」から始まり、現在は「ATIGA(ASEAN物品貿易協定)」のもとで進んでいます。

先発加盟国(ASEAN6:ブルネイ・インドネシア・マレーシア・フィリピン・シンガポール・タイ)間では品目の大多数でゼロ関税が実現しています。後発加盟国(CLMV:カンボジア・ラオス・ミャンマー・ベトナム)も段階的に進んでいる状況です。

ただし、ここで注意が必要なのは「日本企業が直接恩恵を受けるには現地拠点が必要」っていう点です。ATIGAはあくまでASEAN加盟国間の取り決め。

日本から直接輸出する場合は別のFTAを使う必要があります。日本はASEANと「AJCEP(日ASEAN包括的経済連携協定)」を締結していますし、RCEPも活用できます。

「AECだから日本からの輸出も全部無税になる」というのは誤解なので、この点はしっかり整理しておきたいですね。

現地に製造拠点を持つ企業にとっては、例えば「タイで製造した部品をベトナムに送って最終組み立て」というサプライチェーンが域内関税なしで組めるようになっています。この「ASEAN内分業」ができるっていうのがコスト面での大きなメリットです。

POINT

AECの関税撤廃の恩恵を直接受けるには、ASEAN域内に現地法人・製造拠点を持つことが前提になります。日本からの直接輸出にはRCEPやAJCEPを活用するのが現実的な選択肢です。

投資環境の変化:外資規制の緩和とリスク

投資規制についても変化がやってます。AECのフレームワークのもとで、製造業・サービス業での外資出資比率の上限緩和が進んでいる国が増えています。以前は「外資は49%まで」という規制が多かったエリアで、100%外資での参入が認められるセクターが拡大してきているっていうところです。

とはいえ、現実はやっぱり国によって全然違います。シンガポールはほぼすべての業種で外資100%OK、インフラ整備も最高水準。

これに対してミャンマーは政治情勢の問題があり、投資判断が非常に難しい状況が続いています。ベトナムも成長著しいですが、土地の所有権が外資には認められないっていう根本的な制約があります。

「ASEAN全体でオープンになってきた」とは言えても、国別の詳細確認は必須かなっていうところです。

また、AEC域内での企業間M&AやJV(ジョイントベンチャー)組成も活発になっています。日本企業が現地パートナーと組む際に、以前より法的な枠組みが整ってきたっていうのも投資判断しやすくなった要因の一つです。

とはいえ、JVはパートナー選びが8割を占めるというのはよく言われますよね。現地の信頼できるパートナーをどう見つけるかっていう部分が、成否を分ける最大のポイントかなと思います。

競争環境の変化:中国・韓国との競争激化

AECによってASEAN市場がオープンになったのは日本企業だけじゃないですよね。中国・韓国・欧米企業も同じく市場参入しやすくなってます。実際のところ、中国企業のASEAN展開はめっちゃ加速していて、EC(越境EC含む)・製造業・インフラ投資など多方面で日本企業との競争が激化しています。

TikTok Shopを軸にしたライブコマースなんかはその典型例です。中国発のプラットフォームがASEAN全域に広がっていて、日本のメーカーが「まずどこから攻めるか」を考えるより前に、中国の競合ブランドがもうポジションを取りに来てるっていう状況です。「いつか進出しよう」という判断を先延ばしにすることのコスト、かなり大きくなってきているかなっていうところですね。

競合国 ASEAN展開の特徴 日本企業が意識すべき点
中国 EC・製造・インフラ投資で大規模展開。TikTok Shop・Lazadaなどプラットフォームも保有 スピードとコストで劣後しやすい。「日本品質」「ブランド価値」での差別化が必須
韓国 K-Beauty・K-POPを軸にブランド認知が非常に高い。特に若年層消費者への訴求力が強い コスメ・ファッション・エンタメ周辺で競合が激しい。J-Beautyとしての独自路線の確立が重要
欧米 高級消費財・テクノロジー・金融サービスで存在感。富裕層向けに強い 富裕層マーケットで競合。ただし中間層以下のマス市場では日本ブランドの信頼性は依然高い
地場企業 消費者ニーズの把握力・流通網・価格競争力で優位。現地ECプラットフォームとの連携が深い 競争より連携の視点が有効。JVやOEM・ODMなど現地パートナーとの協業モデルを検討

AECを活用した進出・販売戦略

AECを活用した進出・販売戦略 1 市場認識 2 ハブ国選定 3 ゲートウェイ展開 4 リソース最適化 5 全域展開

じゃあ実際に、AECというフレームワークを使ってどんな戦略を組めるのか。ここが一番「手触り感」の欲しいところですよね。国別バラバラに考えるんじゃなく、ASEAN全体を一つの市場として設計するっていう発想の転換が大事かなっていうところです。

ハブ国戦略:シンガポール・タイをゲートウェイに

ASEANに初めて入るとき、いきなり10カ国全部を同時に攻めようとすると、リソース的にも情報的にも無理がありますよね。そこで有効なのが「ハブ国」を起点にする戦略です。

シンガポールはASEAN随一のビジネス環境を持っていて、法整備・英語対応・金融・物流インフラが揃っています。多くの日系企業がシンガポールにASEANの地域統括会社を置いているのはそういう理由です。人口が600万人前後と小さいので消費市場としてのスケールは限られますが、「ASEAN全体への橋頭堡」として機能する価値は大きいですね。

タイは製造業のハブとして確立されていて、日系企業の集積も厚い。ここを製造・物流の起点にして、ATIGAの恩恵を受けながら周辺国(マレーシア・インドネシア・ベトナム等)に展開するっていう戦略を取っている企業はかなりあります。市場規模も7,000万人を超えていて、中間層の購買力も相応にありますね。

どちらをハブにするかは業種や戦略によって変わるんですけど、共通してやってることは「一カ国で仕組みを作ってから横展開する」という順序です。ASEAN全域を一気にやろうとすると、それぞれの国の規制・文化・言語・流通の違いに対応しきれなくなります。まずハブで「売れる・届く・稼げる」を確認してから広げていく、これが現実的かなっていうところです。

越境EC・ライブコマースを活用したテスト販売

現地拠点がない段階でもASEANにリーチできる手段として、越境ECとライブコマースは非常に面白いですね。Shopee・Lazada・TikTok ShopといったプラットフォームはすでにASEAN全域に展開していて、日本の中小メーカーでも出品できる環境が整ってきています。

実際にやってる事例として、台湾でのライブコマース配信で4日間5回・累計14,000点超・GMV約1億1,200万円という数字が出ています。これはアジアトップレベルのライバーと組んで実現した数字ですね。

ライブコマースは「商品を見てもらえる」だけじゃなく、「その場で購買意欲を高めて購入まで持っていく」という流れが非常に短い。日本のメーカーにとってはこういう新しい販売チャネルを活用するっていう発想転換が必要になってきています。

また、1日1億円超の売上を誇るマレーシア大手ライブコマースに日本商品が紹介されるような機会も出てきています。こうした現地のプラットフォームやインフルエンサーとの接点をどう作るかっていう部分で、自社だけで動くよりも現地ネットワークを持つ支援機構・パートナーを活用する価値が出てくるわけです。

RCEP・AJCEPとの組み合わせ戦略

AECはASEAN域内の枠組みですが、日本企業が活用できる協定はこれだけじゃないですよね。RCEPはASEAN10カ国+日本・中国・韓国・豪州・ニュージーランドの15カ国が参加する世界最大規模の自由貿易協定で、2022年1月に発効しています。AECとRCEPを組み合わせることで、日本から輸出する際の関税コストを下げながら、ASEAN域内での製造・流通コストも最適化するっていう設計が可能になります。

AJCEPは日本とASEAN10カ国との間の包括的経済連携協定で、日本からの輸出に直接適用できる協定です。品目によってはゼロ関税、または段階的な引き下げが適用されますので、どの協定を使えばコストが最も下がるかを品目ごとに確認するっていう作業は絶対にやっておきたいですね。

CHECK

活用できる主な協定:①ATIGA(ASEAN域内・現地拠点必須)②AJCEP(日本→ASEAN輸出)③RCEP(日本→ASEAN15カ国超)。品目ごとに最も有利な協定を確認することで、関税コストを大幅に下げられる可能性があります。

ASEAN域内の関税撤廃・規制統一の最新動向(2026年版)

2026年時点での最新動向を整理しておきましょう。「AECブループリント2025」の評価期間が終わり、次のフェーズに向けた議論が進んでいます。関税だけじゃなく、デジタル経済・環境規制・サービス業の自由化など新しいテーマも入ってきていますね。

関税撤廃の現状:進んでいる部分と残っている課題

ASEAN先発6カ国(ブルネイ・インドネシア・マレーシア・フィリピン・シンガポール・タイ)間では、工業製品を中心に品目の大多数でゼロ関税が実現しています。農産品・加工食品の一部、自動車関連部品の一部などはまだ関税が残っている品目もあります。後発加盟国(CLMV)も大部分の品目でゼロ化が進んでいますが、特定センシティブ品目については引き続き保護的な扱いがされています。

注意点として、「関税がゼロ」でも通関手続きの煩雑さや非関税障壁(輸入許可制度・基準認証の違いなど)が残っているケースがあります。特に食品・化粧品・医療機器などの品目は、各国の規制当局への登録・承認が別途必要で、ここの対応コストが意外と大きいっていうのが現場の声ですね。

食品・化粧品・医療機器などについては、ASEAN域内での基準統一(ハーモナイゼーション)が進んでいますが、完全統一にはまだ時間がかかりそうです。各国の規制状況は定期的に確認することをお勧めします(参考:JETRO アジア・オセアニア情報)。

デジタル経済統合の加速:DEFA(デジタル経済枠組み協定)

最近の動きで面白いのは「DEFA(ASEAN デジタル経済枠組み協定)」の交渉が進んでいる点です。これはASEAN域内でのデジタル貿易・電子商取引・データ流通の規則を統一しようっていう取り組みです。2026年時点では交渉が継続中で、合意・発効にはまだ時間がかかる見通しですが、方向性は明確です。

日本のメーカーにとって関係があるのは、越境ECの関税免除基準(デミニミス規定)の統一や、電子契約・電子決済の域内共通ルール化といった部分ですね。デジタルで越境販売をやってる・これからやろうとしている企業にとって、DEFAが整備されると域内での展開コストが下がる可能性があります。

また、ASEANでのデータローカライゼーション(データを国内サーバーに置くことを義務付ける規制)の動向も注目です。インドネシアをはじめ、一定規模以上のデータを国内に保管することを求める規制の議論が続いています。ECやSaaSで展開する企業は、この点の確認が必要になってくるかなっていうところです。

環境規制・サステナビリティ対応の強化

もう一つ見ておきたいのが環境規制の動向です。EU発の「炭素国境調整メカニズム(CBAM)」の影響がASEAN域内にも波及しつつあって、各国がカーボンニュートラルに向けた政策を打ち出してきています。特に製造業で輸出指向の強い国(タイ・ベトナム・インドネシアなど)では、製品のカーボンフットプリント開示や再生可能エネルギー比率の向上が求められる方向性が出てきています。

日本の製造業が「Made in Japan」「高品質・高耐久」というブランド価値を訴求するうえで、環境対応・サステナビリティは追い風になる可能性があります。省エネ・耐久性の高い製品は「長く使えてCO2も少ない」というメッセージで訴求できるっていうことです。これをASEAN展開のブランド戦略に組み込んでいくっていうのは、中長期的に面白い視点かなと思います。

規制・協定 対象分野 2026年時点の状況 日本企業への影響
ATIGA 域内関税 先発6カ国間は大半ゼロ。CLMV追加進行中 現地拠点がある場合はサプライチェーンコスト削減に直結
RCEP 日本→ASEAN輸出 2022年1月発効済み。段階的関税引き下げ継続 日本からの輸出コスト削減。原産地規則の確認が必要
DEFA デジタル経済・EC 交渉中(2026年時点)。発効時期未定 発効後は越境EC展開のコスト・複雑さ低減が期待される
環境規制(各国) 製造・輸出 タイ・インドネシア・ベトナムを中心に強化傾向 省エネ・サステナブル製品は逆に競争優位になる可能性

AECを活用した進出・販売の事例に学ぶ

AECを活用した進出・販売の事例に学ぶ 1 ライブコマース 2 初期投資ミニマム 3 市場検証 4 短期成果 5 現地拠点不要

実際にASEAN市場でどんな取り組みが成果につながっているのか、事例を通じて整理してみましょう。数字があるものは数字で、傾向として言えることは傾向として伝えていきますね。

ライブコマースで短期間に市場検証した事例

ライブコマースは「現地拠点なし」「初期投資ミニマム」でASEAN市場をテストできる手段として、非常に注目されていますね。実際にASEAN・東アジアのトップライバーを活用したライブ販売での実績として、4カ国(台湾・シンガポール・ベトナム・香港)での累計GMV約4億円という数字が出ています(国際ビジネス連結機構のRENKETSU LIVE実績)。

特に台湾での実績は顕著で、ATMライバーとの4日間5回の配信で販売点数14,000点超・GMV約1億1,200万円という結果が出ています(参照:10月RENKETSUライブコマース実績レポート)。これは「テスト販売でここまで行けるのか」っていう驚きがある数字ですね。

この事例から学べるのは、①現地トップクラスのライバーへのアクセスがあれば初期コストを抑えながらも大きな露出・販売機会が得られること、②ライブコマースは「見せて売る」形式なので商品の品質を直接伝えやすく、日本製品の強みが発揮しやすいこと、そして③一度成功したコンテンツ・メッセージを他の国・他のプラットフォームに横展開できるっていうことです。

こんな企業におすすめ
  • ASEAN市場に興味はあるが、まずテスト的に売れるかを試したい国内メーカー
  • 現地法人設立前にブランド認知と市場反応を確認しておきたい企業
  • 越境ECを検討しているが、プラットフォーム選びや現地インフルエンサーとのコネクションがない企業

現地商談ツアーから実際の取引成立までの流れ

「マレーシア商談確約ツアー」として、参加11社・商談66回・成約見込み6社という実績があります(国際ビジネス連結機構実施)。これ、かなり面白いモデルだと思っていて、「商談を確約してから渡航する」っていうアプローチが普通の展示会参加とは全然違うんですよね。

普通の海外展示会参加だと、出展費用・渡航費用・ブース制作費で数百万円かかって、でも商談数は不確定っていうことが多い。それに対して、事前に現地パートナーネットワークを通じて「会ってくれる相手」を確定してから行くっていうやり方は、ROI的に全然違います。渡航1回あたりの商談数が増えて、費用対効果が上がるっていうことです。

台湾のドラッグストアチェーン・佑全(120店舗)との商談で約10商品の取り扱いが決定したっていう実績も出ています。こういう「小売チェーンへの棚取り」は日本国内から交渉するのは難しくて、やっぱり現地に信頼関係を持っているパートナーがいるかどうかが大きく左右するんですよね。

ハラル市場・ムスリム圏への展開事例

インドネシア・マレーシアを中心に、ムスリム(イスラム教)消費者向けのハラル対応は日本企業にとって大きな課題になっているんですが、同時にめっちゃ大きなチャンスでもあります。インドネシア一国で人口2.7億人超、マレーシアでも3,200万人以上。ムスリム人口という切り口で見たとき、ASEAN全体で3億人超という規模感です。

ハラル認証の取得は「原材料確認→製造工程確認→監査→申請→証明書発行」というプロセスが必要で、輸出先ごとに認証機関が異なるため、対象国を確認してから進める必要があります(参考:農林水産省 ハラル食品に関する情報)。国際ビジネス連結機構では、インドネシアのYenny Wahid氏(元大統領令嬢・ムスリム協会会長・会員約1億人)がアドバイザーを務めていて、ムスリム市場へのアクセスという点でも独自のネットワークを持っています。こうした人脈・現地ネットワークを活用できるかどうかが、ムスリム市場展開の成否に大きく関わってくるかなっていうところです。

国際ビジネス連結機構とASEAN展開の接点

国際ビジネス連結機構とASEAN展開の接点 AEC戦略 情報収集 規制調査 パートナー探索 機構連携 アジア展開

ここまでAECの基礎から活用戦略・事例まで見てきましたが、「じゃあ実際にどこから動き始めればいいの?」っていうのが一番の疑問ですよね。自社だけで情報収集して、現地パートナーを探して、規制を調べて……というのを全部やっていたら、相当な時間とコストがかかります。

国際ビジネス連結機構は、ASEAN・台湾・香港などアジア全域での実績を持つ支援機構として、こうした情報格差・スピード感の課題を解消することに取り組んでいます。会員社数150社突破(POLA ORBIS、WEGO、Afternoon Tea、KINCHO、ONWARDなど大手含む多業種)、RENKETSU LIVEとして4カ国・計100回以上の配信でGMV4億円という実績は、「本当に売れるのか」「コストに見合うのか」という不安に対して、数字で答えられるものかなっていうところです。

また、JETROや民間コンサルとの大きな違いのひとつは、リードタイムの短さです。「来月にはライバーに商品を手に取ってもらえる」というスピード感での動き方ができるっていうのは、海外展開を「いつかやろう」ではなく「今すぐ動ける」レベルに引き下げてくれますよね。

ASEAN展開を本格的に検討したい、あるいはまずは情報収集だけでも、という段階でも、ぜひ一度相談してみてください。

国際ビジネス連結機構がおすすめな企業
  • ASEAN・台湾などアジア市場への進出を検討しているが、どこから動けばいいかわからない
  • 越境EC・ライブコマースでテスト販売してみたいが、現地ネットワークがない
  • コンサルに払う費用を抑えながら、実際に「売れる・繋がれる」環境を探している
STARTプラン・RENKETSUプランについて
STARTプランは月額10,000円(年120,000円)、RENKETSUプランは月額30,000円(年360,000円)+初期事務手数料50,000円。情報収集から実際の販売実行まで、フェーズに合わせたプランが選べます。詳細は公式サイトよりお問い合わせください。
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まとめ:AECを「知っている」から「使える」に変えていく

AECについて、基礎から動向・活用戦略・実際の事例まで一通り整理してきましたね。最後にポイントを改めておさえておきましょう。

AECはASEAN10カ国による経済統合の枠組みで、関税撤廃・投資規制緩和・規制統一を推進しています。日本企業にとっては「一国ずつ個別対応」から「ASEAN全体を一つの市場として設計できる」時代への転換点。でも現実は国ごとのバラツキが大きくて、「AECになったから全部解決」というわけじゃないっていうのも正直なところです。

大事なのは、①自社の商品・業種に合ったハブ国・エントリーポイントを選ぶこと、②越境EC・ライブコマースを使ってまず「売れる・届く」を確認してからフルコミットすること、③現地ネットワークを持つパートナーと組むことで情報格差とスピードの問題を一気に解消すること、この3点かなっていうところです。

競合(特に中国企業)が既にASEAN市場でポジションを取りに来ているっていうのは、じわじわとしたリスクというより、今まさに進行中の話です。「やっぱり進出しておけばよかった」になる前に、まずテストレベルでも動き始める一歩を踏み出すのがいいんじゃないかなっていうふうに思っています。

国際ビジネス連結機構では、こうした海外進出の初期から実行フェーズまで、実績ベースでサポートしています。まずは気軽に相談してみてください。

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よくある質問

AECとRCEPは何が違うのですか?日本企業はどちらを使えばいいですか?

AECはASEAN10カ国の域内経済統合の枠組みで、主にASEAN加盟国間の取引・投資に適用されます。RCEPはASEAN10カ国+日本・中国・韓国・豪州・ニュージーランドの15カ国間の自由貿易協定で、日本からASEANへ直接輸出する場合に活用できます。

日本に製造拠点があってASEANへ輸出するならRCEPやAJCEP、ASEAN域内に製造拠点を持つならATIGA(AECの関税協定)が主な活用手段になります。品目ごとに最も有利な協定が異なるため、JETROや専門家への確認をおすすめします。

ASEANでライブコマースを始めるには何が必要ですか?

基本的には①販売商品の現地への配送手段(越境ECまたは現地在庫)、②対応プラットフォームのアカウント(TikTok Shop・Shopee Liveなど)、③現地のライバー・インフルエンサーとのコネクション、が最低限必要になります。特に③の「現地ライバーへのアクセス」が最も難易度が高い部分で、個人で依頼すると数十万〜数百万円の費用がかかることも一般的です。国際ビジネス連結機構のようなネットワークを持つ支援機構を活用することで、コストと時間を大幅に削減できる可能性があります。

ASEAN進出でいきなり現地法人を設立するリスクはありますか?

現地法人設立は初期コスト・運営コスト・撤退コストが相応にかかるため、市場検証なしにいきなり設立するのはリスクが高いと言えます。一般的には、まず越境ECやライブコマースで「売れるか・需要があるか」を確認し、次に現地パートナーとの代理店・OEM契約を経て、十分な売上・需要が確認できてから現地法人設立という順序が現実的です。特に規制が複雑な国(インドネシア・ベトナムなど)では、現地の専門家・パートナーとの事前連携が重要です。

AECのなかで日本企業が最初に進出すべき国はどこですか?

業種・製品・予算によって異なるため「どこが絶対おすすめ」とは言い切れませんが、傾向として、ビジネス環境の整備度・英語対応・物流インフラの面ではシンガポールが突出しています。製造コスト・労働力・市場規模のバランスではタイ・ベトナムが選ばれることが多い状況です。

消費市場としての規模感を優先するならインドネシア・フィリピンという選択肢も出てきます。まずハブ国でテストして横展開という順序が、多くの企業にとってリスクを抑えたエントリー方法かなと思います。

ハラル認証はどのくらいの費用・期間がかかりますか?

ハラル認証は取得する国・認証機関・製品カテゴリーによって費用・期間が大きく異なります。一般的に数ヶ月〜1年以上の期間を要するケースが多く、費用も認証機関への申請費・製造ライン監査費・検査費など複数の要素で構成されます。

輸出先ごとに認証機関が異なるため、まず対象国の認証要件を確認することが先決です。農林水産省のハラル食品情報や、対象国の認証機関(マレーシアはJAKIM、インドネシアはMUIなど)の公式情報を参照してください。

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上田 直之
理事上田 直之

株式会社アーツ、東証スタンダード上場企業PAとのJV、ベトナム進出支援PAエンタープライズ代表取締役社長、シンガポール現地法人BeautyJapan代表取締役社長を兼務。アジア最大級の美容博覧会の日本事務局を運営。

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